ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、7、11) |
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縦横・・5x3cm 大きく皹割れの入った石で、此を利用して何か出來ない かと考え、割れた碑文の様なものに仕立ててみようと思 った。其處で同じ文字が二回づつ使われており(禍・ ・兮・之・所)、一回なのは倚と伏だけと言う、『老子』第 五十八章の一句を選び、金文で刻した「禍兮tV所倚 ya禍之所伏」(禍はbフ倚る所、bヘ禍の伏する所) である。何事につけ物事と言うのは、將に「禍bヘ糾え る縄の如し」であろう。この石の皹も最初は無かったが、 投げて置いていた内に、いざ彫ろうと取り出したら、斯く の如き大きな皹割れが生じていた。 |