ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、7、18)

縦横・・3x3cm

中唐の詩人白樂天の「長恨歌」の一節を、金文で刻した

「比翼之鳥連理之枝」(比翼の鳥、連理の枝)である。何

時までも添い遂げると云う意味で、「七月七日長生殿、

夜半人無く私語せし時、天に在りては願はくば比翼の鳥

と作り、地に在りては願はくば連理の枝と爲らん、天長く

地久しく時有りて盡きるも、此の恨緜緜として盡きる期無

からん」と詠っている。個人的には「長恨歌」よりも「琵琶

行」の方が好きであるが、今は何か源氏ブームらしいの

で、此にしてみた。


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