ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、7、22) |
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縦横・・3x2.4cm 甲骨文で刻した、「示雪言黒」と「指鹿爲馬」(雪を示して黒 と言ひ、鹿を指して馬と爲す)である。理の通らぬ事を言っ て、無理難題を彊引に通す事である。「指鹿云々」が「馬鹿 」の語源であり、『史記』の始皇本紀を出典とするが、實は「 指鹿爲馬」は、元初の曾先之が著した『十八史略』に有る 言葉で、『史記』の方は「謂鹿爲馬」に作っている。亦た「示 雪云々」は、「黒を白と謂う」のと同じ事で、孰れにしても、 無理難題を言って己の考えを無理矢理押し通す事である。 何かを論議していると、自分の意見が通らないと、急に大 聲になって激高して他者を威圧したり、突然論點をすり替 えて無理難題を仰る御仁をよく見かけるが、この様な方々 とは、まともな議論などとても出來ない。 |