ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、7、23) |
|
|
|
縦横・・3x2.4cm 『春秋左氏傳』の昭公九年の一句を、印篆で刻した「抜本 塞源」(もとを抜き源を塞ぐ)と、『漢書』古今人表の張る晏 注を、金文で刻した「老子玄孔子師」(老子の玄、孔子の 師)である。『左傳』には、「伯父若し冠を裂き冕を毀ち、本 を抜き原を塞ぎ、謀主を弃つれば、戎狄と雖も其れ何ぞ余 一人有らん」と有り、災いや弊害の根本を取り除く事を言う 。亦た『漢書』には、「老子の玄默、仲尼の師とする所、聖 に在らずと雖も、要は大賢爲り」と有る。老子は玄默を孔 子は師とする所を、共に明白には語らないが、要は深遠 にして奥深い部分の事である。 |