ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、7、25)

縦横・・3x3cm

『易經』の乾の一句を、金文の回印で刻した「亢龍有悔

」(亢龍悔ること有り)である。上り詰めた龍には悔恨が

有ると言う事で、盛んなものは必ず衰えると言う事であ

る。栄枯盛衰は世の習いであり、一番になると後は落

ちるだけであり、一番を維持するのには、大變な努力と

氣力が必要であり、其れを維持するモチベーションは、

實に困難である。寧ろ上り詰めず二番に位置して、常

に一番を窺う努力をする方が、モチベーションは維持し

易いと思う。何故なら具體的な目標が眼前に存在するか

らである。


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