ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、8、20)

縦横・・5x2.4cm

『書經』大禹謨の一節を、甲骨文で刻した「人心惟危道

心惟微」(人心惟れ危く道心惟れ微なり)である。同じ文

字が二つも並び、餘り良く無いので、各々微妙に異なる

形を配してみた。『書經』には、「人心惟れ危く道心惟れ

微なり、惟れ精惟れ一、允に厥の中を執る」と有る。物

事は、右にも左にも寄り過ぎては良くない。何事も「中」

を取るのが無難であろう。


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