ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、8、25)

縦横・・2.4x2.4cm

我が母校、大東文化大學中國文學科に對するエールであ

る。小篆と印篆で刻した「勿違昔談」と「毋絶千載」(昔談に

違う勿れ、千載に絶ゆる毋れ)である。嘗て「西の京都支那

學、東の大東漢學」と喧傳された、大東漢文、大東訓讀の

實力を再び世に知らしめて頂きたいと、切に願って止まな

いものが有る。半世紀以上昔の學生時代に、京都の思文

閣で古書を見ていた時、京都大學の某先生が、「君は何處

の學生」と問われ、「東京の大東です」と答えたら、「おおあ

の大東漢學の所の學生さんか、大變な所に居るな、しっか

り漢文を讀んで勉彊しなさい」と励まされたのを、今でも忘

れない。


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