ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2024、8、28)

縦横・・2.4x2.4cm

共に甲骨文で刻した、「白身拙下」(白身の拙下)と、『論語

』衛霊公の一句「不如學」(學ぶに如かず)とである。「白身

」とは無位無官の事で、「拙下」とは「やつがれ」と言う意味

で、今では殆ど使わなくなったが、自ら謙って「白身の拙下

中林云々」などと言っていた。亦た『論語』には、「子曰く、

吾嘗て終日食せず、終夜寝ず、以て思ふもu無し、學ぶ

に如かざるなり」と有る。何事も學ぶ事が重要なのであり、

學は一生である。學ぶ事は、例え罵倒されても樂しい故

に己は今も師に就いて學んでいるのである。


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