ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、9、14)

縦横・2.4x2.4cm

『禮記』曲禮上の言葉を、甲骨文で刻した「禮尚往來」(

禮は往來を尚ぶ)である。「禮」は片方だけがするもので

は無く、互いに双方が行ってこそ「禮」が成り立つと言う

。特に外交では互いの立場をリスペクトし、その中で互

いの立場が立つ落とし所を模索する事が重要であろう

。故に「禮」無くしては外交は成り立たない。己の立場だ

けを彊行に述べ立てて相手を威圧するのは、果たして

外交と言えるであろうか。


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