黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆（現代、AD2024、9、18）

縦横・2.4x2.4cm

共に禪語で『從容録』九十一の一語を印篆で刻した、「心

外無法」と、『景�ｺ傳燈録』卷十の一句を甲骨文で刻した、

「安心立命」とである。「心外云々」は、この世界は一心の

現す所で別法など無い、と言う意味である。『從容録』には

、「心外無法満目青山」と有る。「安心云々」は、天命を悟っ

て其れに身を任せる、と言う事であるが、この言葉は、儒教

の言葉を繋いだもので、「安心」は『管子』心術下に、「立命」

は『孟子』盡心下に、各々記載が有る。