ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、9、23) |
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縦横・5x2.5cm 『論語』述而篇冒頭の一句を、金文で刻した「述而不作 信而好古」(述べて作らず信じて古を好む)である。己も 同じである。師から叩き込まれた大東訓讀を述べて傳え るだけであり、特段新しい勝手な讀みをする譯ではない 。今でも師の讀みが好きであり、同時に今でも師には及 ば無いと思っている。師と共に『四庫全書総目提要』と 『宋史』本紀は讀破した爲、書籍と歴史に關する知識は 身に付いたが、『大漢和辞典』の採用單語が頭に入って いて、其れを自由に駆使された師に知識には、到底及 ぶものでは無い。 |