ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、10、3)

縦横・3.9x3.9cm

『荘子』逍遙遊篇の一節を金文で刻した、「河漢之言」(

河漢の言)である。本當か嘘か捕まえ所の無い話を言い

表した言葉である。逍遙遊篇には、「吾、言を接輿に聞く

、大にして當る無く、往きて返らず、吾、其の言を驚怖す

、猶ほ河漢のごとくして極り無きなり」とある。小生の友人

にも、時として本當かよと思わせる、希有壮大と言うか、

可笑しく面白い話を披露される御仁がいる。彼と話して

いて、事が男女の問題に至ると、何處までが真實か分

からんが、抱腹絶倒の可笑しさが有る、將に樂しい河

漢の言である。


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