ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、10、4)

縦横・3.8x5.8cm

ふと昔の事を思い出し、『呂氏春秋』の離俗覧適威の一

節をアレンジし、金文で扁額風邪に刻した、「仁義以利

人忠信以道之」(仁義以て人を利し、忠信以て之を道び

く)である。離俗覧適威には、「古の民に君たる者は、仁

義以て之を治め、愛利以て之を安んじ、忠信以て之を

導き、其の災を除くに務め、其のb致すを思ふ」と有

る。この言葉、半世紀程昔に何處かで見た記憶が有る。

西の方だったか東の方だったか定かでは無いが、「ええ

、こんな場所でこんな言葉を掲げるのか、分からなくも

無いが、でも一寸なあ・・・」と、何か不思議な違和感を抱

いた事だけは覚えている。


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