ギャラリー解説

書画

金洞金井之恭、行書十四字(幕末維新、AD1833〜1907)

絹本肉筆・・縦130cm、横37cm

「正四位勲三等金井之恭時年七十二」の下に、陰刻「臣

之恭印」の落款が押されている。金井金洞は上州の人

で、名は之恭、字は子誠、号を金洞・錦溪・梧楼などと称

し、書を中沢雪城に学び、明治政府の官吏として活躍し

た、明治官界有数の書の大家である。榮秀舎主人和田

氏の成婚五十年記念に書き送った品であるが、「甲辰十

月」と有れば明治37年である。


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