ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用遊印三顆(現代、AD2024、10、18)

縦横・1.5x1.5cm

今日は「博」盡くしの遊印三顆を刻してみた。金文で刻した「博

辯(辨)」と、戰國篆文で刻した「博渉」と、古璽文で刻した「博

洽」とである。「博」は、共に「廣い」と謂う意味である。「博辯」

は、『韓非子』説難篇に「米鹽博辯なれば則ち以て多と爲して

之を交す」と有り、『史記』孔子世家にも「博辯廣大、其の身を

危くする者は、人の悪を發く者なり」と有る。「博渉」は、『後漢

書』孔融傳に「學を好み博渉多聞」と有り、「博洽」は、同じく『

後漢書』杜林傳に「博洽多聞、特に通儒と稱せらる」と有る。


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