ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、10、21)

縦横・2x2cm

『論語』陽貨篇に「唯だ上知と下愚とは移らず」と有る。其

れをアレンジして金文で刻した、「上知不移」(上知は移ら

ず)である。上知は全て分かっているので移らないし、下

愚は學ぶ事をしないので、亦た移らない、と言う。此の二

つの間に居る者が凡人であろう。凡人は其れでも學ぶ事

をする、故に移る可能性を持っているのである。己は凡人

で、一應學ぶ事はしたが、移れたか否かは、甚だ疑問が

生じる。


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