ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、10、29)

縦横・5x2.4cm

急に思い立って小篆で刻した、「冷冱月光我影息停」(冷

冱たる月光に我が影も息停す)である。玲瓏として寒々と

澄み渡った月光を見上げ、思わず吾が足も止まり、影も

微動だにせず地上に黒く蟠っている。後一ヶ月程過ぎれ

ば、この様な状況にも遇えそうである。秋の月は例え寒

々としていても、何處か心に染み入るものである。其れ

は兎も角、小篆は文字バランスが難しい。全く駄目駄目

で、バランスの悪さと線の撚れだけが目立つ、酷いもの

に成ってしまった。


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