ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、11、3)

縦横・3x3cm

『詩經』王風君子于役の一句を金文で刻した、「君子于

役如之何勿思」(君子役に于《ゆ》く、之を如何ぞ思ふこ

と勿らん)である。この場合、役とは戰闘を君子とは夫を

指す。夫は何時歸って來のか、待つ身の思いを詠じた

言葉である。今ウクライナでロシアでイスラエルで、この

様な思いに身を焦がされている方々は多數居られるは

ずである。何も出來ない己の無力を痛感するが、其れで

も戰爭の早期終結を願って止まない。


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