ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2024、11、6)

縦横・5x3cm

甲骨文で刻した「二考三思三令五申」である。再び考え

諸々熟慮し、何度も繰り返して丁寧に告げ知らせる事で

ある。「二考」は「再考」の事で、「三令云々」は、『史記』

孫子傳に、「約束既に布く、乃ち鈇鉞を設け、即ち之を

三令五申す」と有る。「二考三思」は常々心懸けていた

が、「三令五申」は余り氣にしなかった、故に諸々の問

題を生じさせたのであろう。人に正しく傳えて理解して頂

くと言う事は、本當に難しい。


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