ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2024、12、8) |
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縦横・2.1x2.1cm 『詩經』大雅烝民の一句をアレンジして、東周篆文で刻し た「明哲保身」である。烝民には、「既に明且つ哲、以て 其の身を保つ」と有る。「明哲」とは、理に明らかにして事 を察し、聡明である事を言う。聡明なるが故に、理に從 って身を保つのである。己は、理に明らかにはしたが、 事を察する事が出來ず、單に理に從う事のみを善しと した爲、時として身を保つ事は出來なかった。其れも己 の性分故に已むを得ざる事だったと思って居る。 |