ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用遊印一顆(現代、AD2024、12、27)

縦横・1.6x0.9cm

甲骨文で刻した遊印で、「有無」(無きこと有り)である。有る

こと無しは無い事であるが、無きこと有りも亦た無い事であ

る。斯くあらば「無」一字で十分であるが、敢えて「有」を組

み合わせる事に因り、何も無い事を彊調しているのである。

最近は何かに就けて彊調しないと、分かってもらえない事

が多くなった。本當は彊調などしたくないのだが。


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