ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、1、9)

縦横・5x2cm

金文で刻した雷譴である。古來中國では天變地異を、

地上の統治者に對する天の譴責だとされて來た。旱で

あれば旱譴、長雨であれば雨譴、暴風であれば風譴、

雷の多發であれば雷譴である。これらを纏めて天譴と

言う。旱譴・雨譴・風譴は世界の各地で看られるが、雷

譴は少ない様である。孰れにしても、昨今の氣候變動

は、長年の人類の所業に對する天譴であろうか。己を

振り返れば、此の數年病苦に悩まされているが、これ

は長年の不養生に對する身譴であろうか、今も新たな

身譴にのたうち回っている。


[ギャラリー一覧へ戻る]