ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、1、11)

縦横・2x2cm

金文で刻した、「寒月星閃」(寒月に星閃《ひらめ》く)で

ある。澄み渡った冬の月を眺めていると、彼方此方で

星が瞬いている。變哲のない冬の夜空の風景である。

星の瞬きよりも、青白い寒々とした月の光が、何故か

身に沁みるのである。恐らく、無意識の中で心が萎え

ている爲であろうか。


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