ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2025、1、15)

縦横・2.3x2cm

本に因る文字の異同が氣になり、恩師の『貞觀政要定本』

を眺めていた。其の中の君道篇の二句を金文で刻した、「

繼體守文」(體を繼ぎ文を守る)と、「傳祚無窮」(祚を傳へ

て窮すること無し)とである。この言葉は一種の互文であ

るから、「傳祚繼體」でも「繼體無窮」でも、「守文無窮」で

も「傳祚守文」でも、それぞれ意味の有る言葉となる。因

って文字バランス等を勘案して、適宜良い言葉を選んでも

構わないが、取り敢えず文面通りの言葉を彫って見た。


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