ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、2、2)

縦横・5x2cm

何故か理由が分からんが、「推敲」の二字が急に彫り

たくなった、其處で昔の風景を言葉にし、古璽文で刻し

た「推戸犬吠敲門明點」(戸を推さば犬吠え門を敲か

ば明《あかり》點ず)である。子供時代夜の來客時は、

常にこの様な状況であった。しかし今己は、推す戸と

て無く吠える犬さえ居ない小茅屋に住み、月に乗じて

尋ねてくれる友も居ない、無風流な生活である。


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