ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2025、2、12)

縦横・2.5x2.5cm

『書經』胤征の一句を、金文で刻した「聖有謨訓」「明徴定

保」(聖に謨訓有り、明徴定保す)である。聖人が謀る所の

教訓は、世の明證と成るが故に、國を定め家を安んずる

ものだと言う。なかなか分かりづらいが、意味有る言葉で

はある。最近明徴有る様な言葉は、殆ど聞かなくなった。

言葉で勝負する政治家の發言も、何處か嘘っぽく白々しく

感じてしまうのは、己一人であろうか。


[ギャラリー一覧へ戻る]