ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、2、20) |
|
|
|
縦横・2x2cm 『蜀王本紀』の一節をアレンジして、金文で刻した「天牛 便金」(天牛金を便す)である。『蜀王本紀』は、揚雄の作 とも譙周の作とも傳えるが、古代蜀地方の傳説を傳えて いる。この話は、牛が金の糞をすると言う話を信じた蜀 王が、人を派遣して牛を取り寄せ、其の跡を通って秦軍 が攻め込んだ、と言う詐欺話である。確かに昔はM資金 だとか埋蔵金だとか、一寸ロマンを感じさせる詐欺話が 有ったが、今は生活に密着した屋根瓦の修理とか、給水 器の點検とか、不要品の買い取り等々の詐欺電話が多 くなった。何か詐欺も世知辛くなった様に感じる。 |