ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、2、22)

縦横・5x2cm

何故か急に小篆を彫りたくなった。小篆は文字バランス

が難しく、無意識に避けて來たが、ここに來て無性に彫

りたくなった、しかも細線である。しかそ、彫ってはみた

が矢張り駄目である。「竹林煦酒松下吟詩」(竹林に酒

を煦《あたた》め松下に詩を吟ず)である。季節はこれか

ら春の本番を迎えようとしているが、心の中では已に薫

風の季節を待ち望んでいる。


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