ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、3、6)

縦横・2x2cm

『國語』周語下の一語を戰國篆文で刻した、「孝文本」

(孝は文の本)である。「文」とは、天地を経緯する事で

あり、「孝」は、百行の本であると言う意味である。周の

襄公が孫周の事を、頃公に語った言葉で、十一個の

行い(敬は文の恭・忠は文の實・信は文の孚・仁は文

の愛・義は文の制・智は文の輿・勇は文の帥・教は文

の施・孝は文の本・惠は文の慈・讓は文の材)の中の

一つである。己は、思ったほど「孝」が盡せなかったが

故に、この言葉が身に沁みる。


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