ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰陽刻自用印二顆(現代、AD2025、4、5) |
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縦横・2.2x2cm 唐の僧鑑智の『信心銘』の一句を、古璽文で刻した「不用 求真」(真を求むるを用いず)と、「唯須息見」(唯だ須く見 るを息むべし)とである。真を求めようとするから、分から なくなる、故に真を求めない。ただ見るのを止めて無の 境地に至れば、自ずと真も分かる、所謂悟りの境地であ る。しかし己は、物を見ないと不安である、見るが故に迷 い、真も求められない。一方では「守拙求真」と言う言葉 も有り、拙の中に真を見出そうとする、巧の中には、決し て真は見られない。 |