ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、4、20)

縦横・5x2cm

晉の王質の故事に基づいて、古璽文で刻した「山中七

日世上千年」(山中の七日は世上の千年)である。任ム

の『述異記』卷上や『列僊傳』卷四に有る話に因れば、

王質が木を切る爲に信安郡の石室山に入った所、童子

數人が棊をしており、何か棗の様な物を飲まされ、棊に

見とれていたら、童子から「もう歸れ」と言われ、斧を持

ち上げたら斧の棹が腐り果てており、山から出ると當時

の人々は誰一人居らず、已に數百年が經過していた、と

言う話である。


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