ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、4、23)

縦横・5x2cm

戰國篆文で刻した「東奔西走通古今文」(東奔西走して

古今の文に通ず)である。確かに若い時は東奔西走し

て諸々の文献を渉猟したが、だからと言って決して古今

の文に通じる事は無かった。單に渉猟したに過ぎず、そ

れが如何ほど血となり肉となったかは、甚だ疑問が生じ

る。今も東奔西走の重要性は分かっているが、如何せん

今度は體力が伴わない。一つ悟れば一つ何かが失われ

る、此が老化と言うものであろう。


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