ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、4、28) |
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縦横・1.2x4.2cm 古璽文で扁額風に刻した、「湖州十萬卷」(湖州の十萬 卷)である。清朝後期の金石學者にして、蔵書家として 令名の高かった、陸心源を表す言葉である。彼は郷里 の湖州に皕宋樓・十萬卷樓・守先閣の三つの文庫を持 っており、宋元版や明清の稀覯本等十五萬卷を超える 蔵書を誇っていたが、彼の死後子供に因って賣却され、 其の大半が日本の岩崎家の靜嘉堂文庫に収められて いる。 |