ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、4、29)

縦横・4.2x1.2cm

『詩經』小雅の天保の一句を、金文で刻した「如月之恒

」(月の恒《ゆみはり》の如し)である。天保には、「月の

恒の如く、日の升るが如し」と有り、「南山の壽の如く、松

柏の茂るが如し」と有る。常に變わらぬ状態を表した言

葉である。己などは、ただゆらゆらと人生と言う海を漂っ

ているに過ぎず、日々細波、時々大波の状況である。


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