ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、5、21)

縦横・5x2cm

本來は四角構造の印篆を、縦長にしたら如何なる形に

なるのだろうか、などと亦た亦た馬鹿な事を考えた。文

字バランスが悪く、失敗は明白である。愚かな事をした

と反省してはいるが、何かに付け實際行って失敗しない

と氣が濟まない性分はどうも直らない。『戰國策』の楚の

考烈王の一句を、印篆で刻した「積禍重於丘山」(積禍

は丘山よりも重し)である。一つ一つの禍は其れ程では

なくても、積もり積もれば身動きが出來ない程重くなる。

小禍と言えど油斷してはならない。さて某國の大統領は

、次は何を言い出すのだろうか。


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