ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、7、10)

縦横・2.1×5cm

扁額風に金文で刻した、「侠心一世」である。子供時代

から何處か侠心が有り、若い時は侠心に基づく行動を

していた事も有ったが、生活の爲に徐々に薄れて行った

。しかし、其の燃え滓は今でも胸底でくすぶり續けている

。だが悲しい事に、其れ畫瞬時に行動に表せなくなって

仕舞った事である。昔の知人をよく夢に見る、みんな若

いが己だけが老いさらばえている。己の侠心は何處か

に置き忘れて來ている様に思う。


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