ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、7、16)

縦横・5×2cm

『書經』説命篇の一節を、金文で刻した「明哲作則百官

承式」(明哲則《のり》を作り、百官式《のり》を承く)であ

る。立派な指導者が何か規則を作れば、周圍の官僚は

其れを手本とするものであるが、假にトップが誤った規

則を考えた場合は如何、當然其れを諫めて正す官僚が

必要になる。故に如何なる組織でも諫官は必要になる

のである。其れを廃除したら、トップは裸の王様になって

しまうであろう。


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