ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、7、23)

縦横・3×2.5cm

甲骨文で刻した、「自非有得心何樂之有」(得心有るに

非ざる自《よ》りは何の樂か之れ有らん)である。何事も

己が心に納得するものでない限りは、本當の樂しみなど

は無い、と言う事である。では己は得心した事が如何程

有ったのだろうか、とこの七十數年を振り返るに、両手

で十分おつりが來るくらいの數である。悲しい事だが、大

半は不承不承納得して、生きて來たと言う事であろう。


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