ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、7、29) |
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縦横・3.2×2cm 『老子』第六十三章の一句を、金文で刻した「輕諾寡信」 (輕諾は信寡《すくな》し)である。餘りに何事も輕々承諾 すると、返って信用を失う事になる。『老子』には、「輕諾 は必ず信寡く、易多きは必ず難多し」と有る。何でも「は いはい分かりました」と言うのは考えもので、場合に因っ ては「彼は返事は良いが輕諾寡信だ」と言われかねな い。返事にはよくよく注意が必要なのである。 |