ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、7、30) |
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縦横・3.2×2cm 『晉書』阮籍傳の一句を、小篆で刻した「當得意忘形骸」 (意を得たるに當りてや形骸を忘る)である。得意のあま り己の存在自體も忘れてしまう事である。人はあまりに ものぼせ上がってしまうと、我を忘れてしまう。阮籍傳に は、「其の意を得たるに當りてや忽ち形骸を忘る」と有 る。要は得意に成りすぎない事が肝要で、得意が過ぎる と顰蹙を買う事になる。尤も己は、得意な事など一つも 無いので、形骸を忘れる事など無い。 |