ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、8、7)

縦横・2×2cm

『韓非子』大體篇の一句を金文で刻した、「吹く毛求疵

」(毛を吹き疵を求む)である。殊更人の粗探しをする

事である。大體篇には、「天理に逆らはず、情性を傷ら

ず、毛を吹きて小疵を求めず、垢を洗ひて知り難きを

察せず」と有る。他人の揚げ足を取ったり、粗を探し

回る醉な事は、しない方が宜しい。そんな事をしても、

得るものなど何一つ無い、愚かな自己満足に浸るだけ

である。


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