ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、8、21)

縦横・2.9×1.2cm

『法言』問神篇の一語を、甲骨文で刻した「心畫」である

。問神篇には、「言は心の聲、書は心の畫、聲畫形はれ

君子小人見はる」と有り、此處で言う「書」は書籍・書物

の事を表しているが、後世宋の朱長文の『續書斷』に、「

楊子雲は書を以て心畫と爲す」と記されて以後、書法や

書様を表す様になる。孰れにしても小生自身にとっては

、書籍・書物が心畫である。漢文を通して數百年昔の、

數万里先の風景を、心に畫く事が出來る。


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