ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、8、26)

縦横・2×2cm

『詩經』大雅の烝民の一語を、甲骨文で刻した「有物有

則」(物有れば則有り)である。全ての物事には一定の

決まりが有り、人には人として守る可き道が有る、と言う

事である。烝民には、「天、烝民を生ず、物有れば則有

り」と有る。人の發言や行動にも、自ずと守る可きもの

が有る、好き勝手に何でも發言して良いと言うものでも

無い、發言の自由が保障されている社會だからこそ、

其處には一定の決まり事が有るのである。


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