ギャラリー解説蛟蛟
書画
黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、8、27) |
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縦横・2.3×2cm 初唐の王勃の「滕王閣序」最後の七言古詩の一語を、 金文で刻した「物換星移」(物換わり星移る)である。世間 の有様が時と共に變化する事である。古詩には「閑雲潭 に影《うつ》りて日に悠々、物換わり星移りて幾度の秋」 と有る。物事は時代と共に變化し、昔は許された事が今 は許されず、逆に向かし許されなかった事が今は許され る、と言う現象は多々視られる。昔はバスや汽車の中は 言うまでも無く、飛行機の中でさえタバコが吸えた、今は 何處に行っても不可である。十代からタバコを吸って來 た己には、物換り星移る状況が身に沁みる。 |