ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、8、29)

縦横・2.3×2cm

『孟子』離婁上の一句をアレンジし、古璽文で刻した「在

邇求遠」(邇きに在るも遠きに求む)である。物事の本質

は身近な所に存在するが、得てして人は其れを遠い所

に求め様とするものである。離婁上には、「道は爾(邇)

きに在り、而るに諸を遠きに求む。事は易きに在り、而

るに諸を難きに求む」と有る。何事に付けても、先ず己

自身や己の周圍をよくよく見る事が肝要である。


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