ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、9、5)

縦横・3.4×2.2cm

有名な言葉である。北宋の名宰相范仲淹の名文「岳陽

樓記」の一節をアレンジし、金文出刻した「先憂後樂」

(憂を先にし樂を後にす)である。爲政者たる者は、民

衆に先立ちて「「先憂後樂」の心を、常に持ち續ける必

要が有る。記には、「其れ必ず天下の憂に先んじて憂

ひ、天下の樂に後れて樂しむと曰んか」と有る。自ら米

を賣った事など無い人が、米価を下げると太言し、尤も

らしい事を言った所で、何か白々しい。政治家の意識

は、何處か大衆から乖離している様に見受けられる。


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