ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、9、25)

縦横・2.8×2.6cm

『史記』孝文帝紀の一句を、古璽文で刻した「犬牙相制

」(犬牙相制せしむ)である。互いの領地の境界線を複

雜雑に絡み合わせ、お互いを牽制させ合う事である。孝

文帝紀には、宋昌の進言として「高帝は王の子弟を封

ずるに、地をして犬牙相制せしむ。此れ所謂盤石の宗な

り」と有る。略同等の力量の者を向かい合わせて、互い

に牽制させ合う事でもある。


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