ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陽刻自用印一顆(現代、AD2025、9、26)

縦横・2.6×2cm

『後漢書』何進傳の一句を、古璽文で刻した「高下在心

」(高下心に在り)である。恩賞や賞罰などの殺生與奪

の権限を一手に握り、人を思いのままに操る事である。

「高下は我が心に在り」とばかりに、権勢を振るう様な人

は、決して良い終わり方をしないものである。己は結婚

以後一度として「高下心に在り」となった事など無く、「高

下」は今に至るまで妻の掌中に在る。


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