ギャラリー解説蛟蛟

書画

黄虎洞手習い、陰刻自用印一顆(現代、AD2025、10、1)

縦横・2.8×2.4cm

『春秋左氏傳』昭公二十八年の一句を、古璽文で刻した

「居利思義」(利に居りて義を思ふ)である。利益を目の

前にした時、其れを得るのが本當に道理に適った事な

のか否かを考える事である。二十八年には、「利に居り

て義を思ひ、約に在りて純を思ひ、守心有りて淫行無し

」と有る。しかし、ついつい目先の利益に飛び付いてしま

うのが、人の性であろう、己も同様で結局後で損をする

事になる。


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