ギャラリー解説
書画
傳・鐵齋富岡百錬、竹圖併行書十字讃(近代、AD1836〜1924) |
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紙本肉筆・・縦132cm、横27.8cm 「鐵齋外史?采録」の下に、陽刻「鉄道人」の落款が押されて いる。富岡鐵齋は京都の人で、名は猷輔・百錬、字は無倦、号 を鐵齋・鐵史・鐵崖・鐵荘などと称し、初め学者を志して大国隆 正に国学を、岩垣月洲らに漢学・詩文などを学ぶが、後に長崎 画壇で南画を学び、水墨画に独自の画境を開き、近代南画家 の重鎮となっている。また、幕末は勤皇学者として国事に奔走 し、維新後は大鳥神社の宮司などを務めている。本品は、鐵齋 の若書きと伝えているが、些か贊文の線が堅い。一応鐵齋の 雰囲気は見られるが、恐らく写しであろう。 |